牛肉は健康に効果的な食材だった!疲労回復やダイエットにもおすすめな理由とは

普段何気なく食べている牛肉ですが、実は健康に効果的な栄養素がたくさん含まれているということをご存知でしょうか。この記事では、牛肉が私たちにもたらすメリットや効果を栄養素の特徴と一緒に徹底解説していきます。

牛肉を食べることのメリット・効果10選

牛肉は美味しいだけではなく、身体と精神の健康に役立つ栄養素がたっぷり含まれています。 牛肉を食べることで生じるメリットや健康効果10選を紹介します。

1.筋肉づくりを手助け

牛肉に含まれているタンパク質やアミノ酸は筋肉に欠かせない栄養素。タンパク質やアミノ酸が不足してしまうと、トレーニングをしても筋肉が分解されてしまうため、トレーニングやダイエットには不可欠です。

タンパク質は約20種類のアミノ酸から成り立っていて、大豆やチーズなどからも摂取可能。牛肉をはじめとした食肉は、タンパク質を含んだ食材の中でも、体内で生成できない9種の必須アミノ酸のバランスが良いのが特徴です。「アミノ酸スコア」という、必須アミノ酸の含有比率を示す指標で上限値である100を記録しています。

2.脂肪燃焼を促進

必須アミノ酸であるリジンとメチオニンから合成されるカルニチンは、脂肪燃焼を促進させる効果がある栄養素。脂質の代謝を行うミトコンドリアへ脂質を運ぶ働きがあり、脂肪をエネルギーに変換してくれるため、ダイエット中や体型が気になる方におすすめです。

体内で生成される栄養素ですが、加齢と共に生成量が減っていくとの報告もあります。豚肉や鶏肉などの食肉に多く含まれていることが知られています。牛肉は鶏レバーなどの内臓系を除けば、羊肉に次いでカルニチンの含有量が多いのが特徴です。

カルニチンを摂りたい場合、日常的に食べることができる牛肉がおすすめです。

3.免疫力アップ

牛肉に多く含まれる亜鉛に、免疫力を上げる効果があるのはご存知でしょうか?亜鉛には免疫細胞の活性化や自然免疫力の維持にも効果があるとされ、欠乏状態だと獲得免疫(※)の働きも低下してしまいます。

さらに亜鉛が不足すると貧血や味覚異常、毛が抜けやすくなったり肌荒れや下痢など悪いこと尽くめ。体調管理のために積極的に摂りたい栄養素です。

(※)獲得免疫とは

体内に侵入したウイルスなどの異物の形状を覚え排除する身体の仕組み。

4.コレステロールを減らす

牛肉はコレステロールが多そうだから、食べるのを控えるという方もいるのではないでしょうか?コレステロールには2種類あり、全身にコレステロールを運ぶLDLコレステロール(=悪玉コレステロール)とHDLコレステロール(=善玉コレステロール)に分かれます。

牛肉に多く含まれている一価不飽和脂肪酸のオレイン酸はLDLコレステロールを減らす効果があり、健康に悪いイメージのある飽和脂肪酸であるステアリン酸はHDLコレステロール値を増やし、LDLコレステロール値を下げる効果も。

5.疲労回復

牛肉には疲労回復効果も期待できます。牛肉に多く含まれる鉄分は赤血球の材料で、体中に酸素を運ぶ働きを担っています。

全身に酸素が行き届いていないと、細胞内のエネルギー代謝が落ちてしまうことも。また、身体の働きだけでなく、思考力や学習能力にも影響があるとされ、慢性的な疲労感や判断力の低下に繋がってしまう可能性もあります。

食べ物から得られる鉄分は「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」に分かれており、性質が違うことをご存知でしょうか?ヘム鉄はタンパク質の膜に包まれており、消化吸収に優れているのが特徴です。

鉄分が含まれている食材といえば、ほうれん草やナッツ類などが挙げられますが、食肉以外に含まれている鉄分は非ヘム鉄。消化吸収の良いヘム鉄を摂りたい場合は牛肉をはじめとした食肉が良いでしょう。

豚肉や鶏肉などの食肉の中でも牛肉は鉄分の含有量が他のお肉に比べて多いため、疲れが取れないと感じるときや、寝覚めが悪いときは牛肉を食べるのがおすすめです。

6.目の健康

牛肉には目の健康に良い成分も含まれています。ビタミンAの主成分であるレチノールは目の粘膜保護に必要な栄養素です。

7.高血圧の予防

高血圧の予防に牛肉が適しているのはご存知でしょうか?牛肉に含まれているタウリンやオレイン酸が血管をしなやかにする効果があるうえに、牛肉に含まれるカリウムは高血圧の原因である余分なナトリウムを体外に排出する効果もあります。高血圧の予防にこそ牛肉が効果的といえるでしょう。

8.美容効果

美容効果が期待できる成分が多く含まれているのも牛肉の特徴です。牛肉に含まれているビタミンB1群は髪の毛やお肌、爪などの細胞を再生する働きを助けてくれることで知られています。

身体を作る元になるタンパク質や、酸素を行き渡らせる鉄分、肌荒れを防ぐ亜鉛など、牛肉には美容に良い成分がたっぷり。特にレバーに含まれるビタミンB群の総量は他の豚レバーや鶏レバーよりも多いため、ビタミンBを積極的に摂りたい場合は牛レバーがおすすめです。

9.ストレス軽減

体の健康に良い効果だけではなく、牛肉にはストレス軽減にも効果があるといわれています。牛肉に含まれているトリプトファンという物質は、「幸せホルモン」ともいわれるセロトニンを生成する元となります。

セロトニンは神経伝達物質で、精神の安定や安心感を生み出してくれるため、牛肉を食べることでストレス軽減効果や、精神バランスの安定効果が期待できます。

10.幸せホルモンが出る

牛肉に含まれている必須脂肪酸の1つであるアラキドン酸は、体内でアナンダマイドという物質に変化します。このアナンダマイドは「至福物質」とも呼ばれる神経伝達物質で、セロトニンと同じように幸福感や高揚感をもたらすことで知られています。

また、アナンダマイドを生み出すアラキドン酸は植物油には含まれていないため、牛肉をはじめとした食肉の脂でしか摂取できません。

アラキドン酸について

アラキドン酸を多く含む食品(可食部100g中)は、豚レバーが301mg・牛レバーが166mg・鶏ハツが151mg・豚バラ肉が109mg・鶏もも肉が76mg・卵(卵黄)が431mg。 食品でアラキドン酸を摂る場合は、1日200mgの摂取を目安にしましょう。 レバーが苦手な人は、牛肉でも摂取できます。

牛肉は部位によって栄養が変わる!それぞれにおすすめの調理法も紹介

タンパク質を摂りたい場合は赤身肉がおすすめ

フィレやもも肉をはじめとした赤身肉は、他の部位に比べてタンパク質が多く含まれています。脂肪分も少ないことから、ダイエット中の方やトレーニング中の方にもおすすめです。

フィレは赤身肉ながら非常に柔らかいのが特徴。加熱しすぎるとパサパサとした食感になってしまうため、ミディアム・レアのステーキやローストビーフで食べると美味しくいただけます。

もも肉は赤身肉ならではのお肉のしっかりとした味わいが楽しめるお肉。薄切りにしてしゃぶしゃぶや、塊の場合は赤ワイン煮などで食べるのも美味しいですよ。

牛の内蔵は栄養の宝庫!

鉄分や亜鉛、ビタミンB群を多く含んだレバーを始め、牛の内蔵は栄養の宝庫です。レバーが苦手という方は牛の心臓であるハツにも鉄分やビタミンB群が豊富に含まれているためおすすめです。

また、牛タンは牛肉の部位の中でも一価不飽和脂肪酸の含有量が特に多く、LDLコレステロール(=悪玉コレステロール)の排出効果が期待できます。

レバーを調理する際は香りの強い香辛料を使うのがおすすめ。特ににんにくやニラとの相性は抜群で、夏バテ予防にも役立ちます。

ハツやタンは一般家庭では入手や下準備が難しく、専門店でプロによる調理に任せたほうが美味しく食べられます。

おわりに

牛肉には体の健康だけでなく、心にもたらすメリットもたくさんあるのが分かります。日常的に牛肉を食べることで心身ともに健康な毎日を送りたいですね。高品質な和牛から名店の味をご自宅で楽しめる料理ギフトまで。美味しいお肉を選ぶ際は、ヤザワミートをご利用ください。

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