【希少部位】ハツはどこの部位?おすすめの食べ方や見分け方も紹介

ハツは希少部位のホルモンとして知られており、焼肉が好きな方であれば聞いたことがあるかもしれません。実際に自宅でもハツを食べてみたいと思う方も多いでしょう。

しかし、ハツについて以下のような声もあります。

「ハツはどんな食感なの?」

「ハツはどうやって食べるの?」

「ハツにはどんな栄養素がある?」

そこで本記事では、ハツの部位について紹介していきます。また、おすすめの食べ方や見分け方も解説するので参考にしてみてください。

ハツは牛のどこにある部位?

ハツは牛の心臓にある部位で、英語の「Hearts(ハーツ)」から「ハツ」と呼ばれるようになりました。牛一頭からはわずか2kgしか取れない希少部位で、ヘルシーで歯切れのいい食感が人気です。ちなみに豚や鶏も同様にハツと呼ばれているので、購入する際は何の種類なのかを確認しましょう。

見た目はレバーと似ていますが、ホルモン独特のクセがないので老若男女問わず好まれています。また、鉄分も多く含まれているので、鉄分不足しがちな女性にもおすすめです。

ハツの味・食感

ハツは繊維質が細かいので、焼いてもやわらかく歯切れがいい部位です。焼肉では厚みのある部分と薄切りで提供されることが多いようです。

また、口に入れたときの舌触りがなめらかで、臭みがない濃厚な旨味を感じられます。レバーよりもクセが少ないため、あっさりとしていて、筋繊維が細かいため歯切れはやさしく、サクッとした食感を楽しめます。

ハツの栄養素

牛のハツには鉄分を始めとするミネラルやビタミンが豊富に含まれています。免疫力の向上や疲労回復の効果があるため、特に女性にも人気です。実際にレバーは苦手だけど、ハツなら食べられるという方も多く、1日に必要な摂取量を満たせます。

ハツの美味しい食べ方

ハツは焼肉として食べても美味しいですが、新鮮なものをしっかり下処理すれば、ハツ刺しで食べられます。焼きすぎると水分が抜けてしまい、硬くなるので少し焼く程度がいいでしょう。

シンプルに塩やタレと一緒に食べたり、刺身で食べるならわさび醤油でも美味しく食べられます。ちなみに生レバーは食中毒のリスクがあるため、必ず火を通すようにしましょう。

アブシン(ハツカルビ)

アブシンはハツの淡白な味わいと脂のジューシーさを楽しむ部位です。ハツの脂はとてもあっさりしていてしつこくないのが特徴です。

厚切りタンのような食感で、適度な弾力があるけど歯切れがいい、とても食べごたえのある部位です。このように脂がついているのはハツの一部なので希少性が高い部位です。

新鮮なハツを見分けるコツ

新鮮なハツを見分けるには注目すべきポイントがあります。鮮度の良いハツを見分けるコツを紹介します。

ドリップを確認する

肉から赤い液体のようなものが流れていることがありますが、実はドリップと呼ばれる旨味成分が流出してしまっています。ドリップの量が多いようであれば、鮮度が落ちてしまっている証拠なので、なるべく避けた方がいいでしょう。

角の立ち方を確認する

鮮度の良いハツは角がきれいに立っています。時間が経過したハツは角がへたるので、見分けるときに注目してみましょう。新鮮で美味しいハツを選ぶときは、ツヤのある赤ワインのようなボルドー色かどうかも見分けるポイントです。

ハツはどこで購入できる?

ハツはスーパーマーケットや精肉店でも取り扱っていますが、牛の産地や種類によって肉質や味が異なります。また、牛に与える飼料によって臭みが残っていたりします。臭みが気になる方は芳醇な香り成分が多い黒毛和牛がおすすめです。

黒毛和牛のハツは通販で購入すると確実です。通販で探す場合は牛の種類を確認してから購入しましょう。

さいごに

今回は、繊維質が細かく、焼いてもやわらかく歯切れに良い食感で人気のハツについてご紹介しました。ぜひ食べてみてください。

ひとくちにハツなどの話をしても、輸入牛肉と黒毛和牛とではまったく違ってきますし、買い付けの目利きやその生産者のポリシーによっても異なってきます。美味しい牛肉は、効率ばかり求めてもつくれるものではありません。

より美味しいお肉を届けたいという強い想いを大切にし、ひたすら味にこだわりお客様にお届けすることを心がけています。ハツについて知っていただくとともに、私どもヤザワミートという精肉卸のことも知っていただければ幸いです。

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