INSIDE MAISON B をご覧の皆様こんにちは。
メゾンビー代表の戸谷です。
バスクを巡って最後の再会の地パリに着きました。
フランス修行の始まりの地パリ。
パティシエにとってパリはやはり特別な街です。
パリの素敵な街並み、レストランやカフェ、歴史的建造物などはもちろんですが、
世界中のパティシエ達が憧れる数々の有名なパティスリー、時間が経つ事を忘れてしまう程没頭してしまう製菓道具店、思わず手に取って口に運びたくなる(きちんとお代は払いますが笑)農業大国フランスのマルシェに並ぶ食材。
歩く分だけ刺激になり、想像力が掻き立たせられお菓子を作りたくなります。

そのパリで私にとって大切な場所。
それが、パリでの修行先「La vieille France (ラ・ビエイユ・フランス)」です。

1834年創業で、ブッシュ・ドゥ・ノエル発祥とされる老舗パティスリー。
フランスのクラシックを学びたかった私は迷わずこの店に飛び込みました。
お菓子はもちろんですが、厨房機器、道具も100年以上前の物を今も使用していて、お菓子の博物館で働いている様で毎日ワクワクしながら働いていました。
店の店主、シェフのオリビエとシルヴィ。
このご夫妻は私にとってフランスの父と母です。
まだフランス語もフランスの生活にも慣れない私に仕事中もプライベートも温かく接してくれました。
私がギックリ腰になった時、夜襲われた時(怖かったですがかすり傷でした)にも親身になって心配してくださり、動けない私、怖がっていた私を心配してご自宅に何回も泊めてくださりました。
次の修行先「MIREMONT」で働く事が出来ましたのも、シルヴィがブリュノに私の事をお勧めしてくださったおかげです。
今回は同行の方がいらっしゃいましたので宿泊は致しませんでしたが、
修行からの帰国後、パリを訪れる際はホテルは取らずお二人のご好意に甘えていつもご自宅に泊めてもらいます。
シルヴィの作るフランスの母の味、いつもとっておきのお酒を出してくれるオリビエ。
私にとって実家に帰省する事と同様にとても居心地が良く、お二人と過ごす日常が大好きです。普段からメッセージのやり取りはしておりましたが、
今回は連絡せずにサプライズでお店に行きました。
フランスの父と母を驚かせようという、ちょっと意地悪な息子心です笑
3年ぶりの再会は本当に感動的でした。
サプライズもありましたが、想像以上に愛情溢れる再会になりました。

私を見るなりイタリア語好きのシルヴィが「マンマミーア!」と抱きしめてくださり私もウルウルでした。
オリビエも仕込みで忙しい中いつもの優しい笑顔で迎えてくださいました。
沢山の愛情を注いでくれるシルヴィ、朝から晩まで毎日働いているのにいつも優しくお茶目なオリビエ、お二人には家族の大切さ、愛情溢れる生活の豊かさを学びました。

3年ぶりの再会でも、変わらぬ愛情で迎えてくださり、本当に感動しました。
いつまでも変わらぬフランスの父と母。
これからは頂いた愛情の恩返しをしていきたいとと思います!
フランスの歴史的なクラシックなお菓子をご堪能頂けます。
私以外にも沢山の日本の方々が修行していて、お二人も日本が大好きなのでご訪問の際は日本から来たと声をかけてくださいますととても喜んでくださると思います。
「La vieille France 」
5 Av. de Laumière, 75019 Paris,
France
本当に感動的な再会ばかりでした、
今の私がありますのも、パリやバスクで出会った方々があってこそだと思います。
感謝してもし尽くせないです。
投稿を重ねる度に、思い出がどんどん広がっていきました。
3話で完結の予定でしたが語りたい事、感謝したい事がまだまだあります。
投稿の続編、特別編を続けていきたいと思いますので、もう少しお付き合いください!
今回も最後まで読んでくださりありがとうございます!
次回に続く、、、